- 当社では、デジタル技術により当社グループの強みである人財・技術・事業の「多様性」と「変革力」を最大限活かし、ビジネスモデルを変革させ、価値創造をリードするものとして、DXを積極的に推進していきます。
- 当社のDX推進
- DXの推進について、デジタル導入期(2020年~)、デジタル展開期(2022年~)、デジタル創造期(2023年~)、デジタルノーマル期(2024年~)の4つのフェーズにおける取り組み内容を示したロードマップを作成し、段階的に施策を進めています。デジタル導入期においては、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)や生産技術革新、IPランドスケープ、デジタルマーケティング等、グループ全体で約400件のプロジェクトを立ち上げ、課題解決に取り組んできました。そしてデジタル展開期においては、機能別DXの基礎固めのステージから、DX推進の範囲の拡大に取り組みました。さらにデジタル創造期においては、今後DXによる経営革新を実現していくステージに移行し、ビジネスモデルの変革により新たな価値創造をすすめていきます。2024年からのデジタルノーマル期ではデジタル活用のマインドセットで働くことのできるステージに向けてDXの推進を取り組んでいます。
- DX推進本部を設立
- 当社の強みである「多様性」を活かして、デジタルとの共創による変革をグループ横断で推進するため、DX推進本部を設立しました。
今後、DX推進をさらに加速するためには、社内外の知恵を“Connect”し、価値を共創していくことが極めて重要だと考えています。DX推進本部は、社内外の交流を広げながらDX基盤の強化と新規ビジネスの創出を目指しています。
- デジタル人財育成
- DX推進の為に、人財を重要な要素のひとつと定め、デジタル人財育成制度を通して社員のスキル習得や終身成長を促し、長年活躍できる環境構築、より高いミッションに取り組み実績を上げられる風土醸成を促しています。
- ・社内向けDX教育の推進
デジタルノーマル期「全従業員がデジタル活用のマインドセットで働く」デジタル人財化計画に向けて、IT/デジタルリテラシーの向上が不可欠であるという考えから、社内向けのDX教育を強化しています。スキルを見える化することで、自律的・自発的な学習を促し、e-ラーニングを活用したデジタル技術の基礎知識の段階的な習得を推進しています。
- ・デジタルプロフェッショナル人財の育成・獲得
「事業の背景を理解したうえで課題を整理し、解決できる人財」、「データサイエンスを課題に則して活用可能な形に変え、実装、運用できる人財」、「情報処理、人工知能、統計学などの知識を有し、活用できる人財」の3種類の人財の確保・拡充のためにKPIを設定し、計画的な採用・育成を実施しています。このような人財の採用や育成プログラムの実施を通じ、高度なデジタル化を推進するデジタルプロフェッショナル人財を増強します。
- ・高度専門職
当社では、高度専門職制度の拡充によるプロフェッショナル人財の育成強化を行っています。新事業創出、事業強化へ積極的に関与し、貢献することが期待できる人財を「高度専門職」として任命、育成、処遇しています。DX推進においては、デジタルイノベーション領域として人財を定義しシニアフェローを輩出しDX分野を牽引しています。